神奈川県下で発見された旧石器時代の遺跡は、約3万5000年から1万6000年前の後期旧石器時代に相当するもので、これまでに350ヶ所以上の遺跡が調査されています。
この時代の人々は動物を狩り、木の実などを採集しながら移動生活を送っていたものと考えられています。
旧石器人によって使われていた道具は、ナイフ形石器・槍先形尖頭器・細石刃といった狩猟につかわれたものをはじめ、土を掘ったり木を切ったりする石斧や、ものを削る・敲く・擂り潰すなど実に様々な石器が発明されました。そしてそれらの石の道具たちは長い時間をかけて発展・変化しました。